綿、レーヨン、麻、パルプ繊維など植物性繊維に、型などを使ってアルカリ性の糊剤を塗布し、部分的に収縮させることによって生地にしぼりや凹凸をつける加工方法です。【綿リップルA】は通常の絵柄プリントと同時にリップル加工が行えます。
加工例

使用するスクリーン型
800メッシュ
糊層をつけるため、メッシュは粗いものを選びます。

印捺後
印捺直後から収縮が始まります。
使用生地:コンパス(綿生地)

水洗い、ソーピング、乾燥を経て完成
着色を同時に行う場合は水洗い工程の前に蒸し工程が入ります
特徴
- 着色リップルが出来る
- 特別な熱処理/設備が不要
- リップル感の再現性が安定している
- 必要な助剤は全て含まれているため簡便
- リップル性 脱糊性 捺染性 シャープ性 浸透性 に優れる
- 織り柄状の表現が可能
- プリント部分の繊維が縮み(収縮率20~40%)長さは60~80% 太さは130~150%になるため今までのプリントでは表現できなかった生地の加工ができる
- 綿リップル糊をプリントした生地を無地染めすれば織り柄と同様に共濃い状に表現できる
- 樹脂等を使用していないため、柔らかい風合い
一般リップル処方
| 綿リップルA | 80~90% |
| MCT置換型反応染料 ※ | 0~X% |
| 水 | Y% |
| 合計 | 100% |
※なるべく反応速度の遅い染料
工程
| 絵柄 綿リップル糊 |
| ↓ |
| プリント |
| ↓ |
| 乾燥 |
| ↓ |
| 通常蒸し |
| ↓ |
| (HTスチーム HPスチーム) ※ |
| ↓ |
| 水洗 |
| ↓ |
| ソーピング |
| ↓ |
| 乾燥 |
※HTスチーム 100~110℃×10分 HPスチーム 100~110℃×10分
生地の選定
リップル感の出やすい生地
ローン ボイル 他薄い生地
リップル感の出にくい生地
ニット ちりめん 強撚糸織物 等
リップル感を強く表現するには
綿リップル糊をプリント後、乾燥させるまでの間でなるべく生地にテンションを掛けないような工程上の管理をすること
糊層をつけること(二度描きする、メッシュを粗くする)
注意事項
- リップル糊は強いアルカリを使用しております。保護手袋及び保護眼鏡等着用の上作業してください
- 皮膚、目などに付着した際は速やかに大量の水及び水中で洗い流してください
- 植物性繊維は強度が低く、強度ムラも十分に考えられますので、薄い生地は特に注意し一反ずつテストしてから製品化してください
- プリント・乾燥後、水洗の際は大量の水で素早く終えてください
